
「シルシゾメ」あるいは「インセン」と読み、織物に固有の名称文字・紋章・記号(マーク)を染めつける伝統技法です。日本ではあまり馴染みのない「印染 」という語は、中国からきた言葉と言われております。
現在日本には数百を超える印染 業者があり、その多くは昔ながらの「紺屋」が前身でした。紺屋町・染師町と呼ばれる地名が全国に多く存在していることからも、日本の伝統文化の一翼を担っていたことだと思います。それらを支えてきたのが正確な染色技術、優れたデザイン力、そして伝承されてきた技能でした。
印染 には誂 え物 という考えが深く根付いています。お客様の想いを形にするこの世に二つとない一点ものです。この日本の伝統文化である印染 のさらなる魅力を感じていただければ幸いです。
参考文献 「日本の印染」「日本の印染Ⅱ」


「印染 」とはその字の通り「印を染める」こと。小さな印ではありますが、そこには様々な意味が隠されていることも。お客様の意図を汲み、小さな印に想いを込めて染め上げる。世界に二つと同じものがない一点ものをデザインするのが「印染 」です。小さな印に隠されたメッセージを見つけだす楽しみも「印染 」ならではのもの。
私たちはそんな洒落で粋な物語を皆さまの日常へと届けていきます。
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生地に防染糊 などで印や柄を付けて藍甕 に浸し染め抜く技法

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「親から子へと伝わる また、幾度となく |

生地に下絵を描きその上から職人が筒と呼ばれる道具を使用し、防染糊 を置き刷毛で色を引いて染付けをおこなう技法(生地に型を使用し直接糊を置く場合もある)

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引染めの最大の特徴は表現力だと職人はいいます。下絵の上から糊を置く作業、そして刷毛を引くようにして染付をおこなう染色技法です。手作業でおこなうためそれぞれ職人の癖が必ずあり、それが味となって製品に表現されてきます。また、刷毛で染付けをおこなうため、厚手の生地までも裏までしっかりと均一に染められるのも引染の特徴です。 職人の手技による作業となるため大量生産には向いておらず、一点ものの製品の |


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主に |


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型枠に柄を描いた版下を貼り付け色をスキージ(木のヘラ)と呼ばれる道具を使用し圧力により型枠の上から生地へ染めつけていく技法

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表現力・生産性・納期・製品単価と、どれをとってもオールマイティな染色技法です。片面からの染色ですが、色の裏通りも90%以上超えることが出来るので、気になることはほぼありません。また、素材である生地の選択も非常に幅広くほぼどの生地も染色可能です。 染料を使用したものから日光 |

機械を使用してパソコンで作成したデザインを染める技法

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複雑なデザインでもそのままフルカラーで表現することができ、また製版をしなくて良いことから小ロットのものが安価に提供できるのも特徴の一つです。生産性の向上と新たな表現方法を可能にした、新世代の染色技法です。 厚手の生地へは裏通りしませんが、さらなる技術革新により両面転写という技法により両面印刷も可能となりました。 |
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